asahi.com(朝日新聞社):金融危機対応や農村改革掲げ閉会 中国・3中全会 - 国際: "新華社通信が発表したコミュニケによると、農村改革については、20年までの目標として、所得倍増や農村自治の改善などが掲げられた。また、「土地の生産性の向上」が強調され、大規模経営につながる農民の土地請負経営権の自由な移転を間接的に容認したかたちとなった。"ニッポンより進んでいるではないか。
NHKの夕方のニュース解説では「中国では都市と農村の格差がたいへんです。農産物価格が安いので農民の生活が苦しい」とNHKが大好きな日本国内の「格差是正」問題に結びつけていた。
中国では、農村改革の目玉として、農民数のドラスティックな削減と農地の大規模化が具体的に計画されている。NHKも中国を見習えというなら、ニッポンの農村の生産性向上のためには農民数のドラスティックな削減による農地の大規模化が不可避であることを、ちゃんというべきだった。
1 件のコメント:
NHKでは、まだこの放送ばっかり。11時のニュース解説でもこれ。都市と農村の所得格差が問題だという。なんでも所得ベースで3.3倍もあるらしい。そのため中国では暴動が起こっているという。さらに日本でも同じ問題があると示唆する。
しかし、農林水産統計によると、ニッポンの農家の平均所得と一人あたり消費金額は、都市勤労者の所得と支出を大きく上回る。ニッポンにおける都市と農村の格差は、中国と逆で、都市勤労者が貧しく地方の農民の方が遙かに豊かなのである。日本の都市勤労者こそが暴動を起こすべきではないのか?
でもニッポンでは、農村が政治権力を持っており、NHKの編集権も支配しているので、こういう指摘は全く無視されることになる。絶望的である。
コメントを投稿